自分の視野を広げるためにだしの世界へ39歳で転職

仕入れから製造までを自社で行う、オリジナルだし商品の製造を担当しています。高校卒業してからずっと、日本茶を扱う製造会社に17年ほど勤務していました。そこでも工場長として現場をまかされていたのですが、「もっと違う世界を見てみたい」という好奇心が膨らみ、39歳で転職。「株式会社森野義」に入社しました。決め手となったのは、工場長として働いてきた経験やノウハウが活かせると思ったこと。そして、もともと伏見が地元であり、世帯を持った今も伏見在住なので、会社まで10分あれば通えるという馴染みある立地も魅力でした。

自分の視野を広げるためにだしの世界へ39歳で転職

工場長として心を配るのは
ぶれない味のための仕入れ

今の仕事のメインとなるのは、仕入れ業務だと思います。鰹、昆布、鯖、目近、鰯、鯵など、全国各地のさまざまな原材料をチェックし、何をどれだけ買うのか判断します。高額な場合は1回で1000万円以上の仕入れもあり、工場長になってからはより責任感が強くなったと思います。あまりに価格が高騰していて判断が難しい場合などは、代表に相談させてもらうこともあります。
ぶれのない、安定したおいしさをお客さまに提供するためには、金額決定などの判断力だけでなく、質を見極める感覚がとても重要。オーダーをかけ、各地からサンプルが届くと、必ずだしを取って味を確認します。日本茶の場合は年に1回の収穫でしたが、だしの原材料となる魚は年中獲れます。自然界に暮らす魚は地域だけでなく、季節によって味が変わる分、仕入れが難しいのですが、そこが面白いところでもありますね。

工場長として心を配るのはぶれない味のための仕入れ

いつの日か自分が開発した
新しいだしを売り出したい

入社するまで普段の食生活にこだわりはなく、顆粒や凝縮タイプのだしを使っていましたが、今は家庭でも削り節を使います。入社して初めて、きちんと取っただしのおいしさに気づきました。仕事のやりがいを感じるのもやはり、削ってみて「きれいやなぁ」、だしを取ってみて「おいしいなぁ」と素直に思えた時でしょうか。そんな良質な原材料が仕入れられると、工場でブレンドしている時も気分が良いですね。「これは絶対においしくなるはず。お客さまに喜んでもらえるはず」と思いながら作業しています。個人的な目標としては、まだこの世にないだし商品を生み出したい。いつか、自分が見つけた独自ブレンドのだしを、お客さまに提案したいと思っています。

いつの日か自分が開発した新しいだしを売り出したい

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